【借金の原因】500万の借金を抱えるうつ病患者の生活。  

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 この記事に興味を持っていただいた方は、「うつ病」や「借金」というキーワードに≪ドキッ≫となさった方だと思います。

 ご自身やご家族など周囲にうつ病を患う人がいたり、現在借金に苦しんでいらっしゃる方かもしれません。

 どちらも珍しいキーワードではありませんが、実際にはうつ病のことはよくわからなかったり、抱えてしまった借金にどのように対応していいかわからない方も多いのではないでしょうか。

 そこで、 「うつ病」と「借金」、それぞれについて少しでも知ることができ、今後どのように向き合っていくかのご参考になれば幸いだと思い、私の体験と現状をお話したいと思います。

 「うつ病ではないけれど借金があって困っている」と言う方にもご参考になると思います。

  「うつ病」も「借金」も難しい問題です。ですが、たとえうつ病があっても

【借金は解決できる問題】なんです!!

 ぜひ、この記事を読んで、解決に向けての一歩を踏み出すご参考になさってください。

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社会現象としてのうつ病

 厚生労働省の調べによると、日本におけるうつ病の生涯有病率(調査時までに病気にかかったことのある人の割合)は6.7%で、およそ15人に1人がうつ病を経験していると言われています。

 また、受診している患者数だけでも100万人と言われていて、決して珍しくないと言われています。

 つまり、現在の日本ではうつ病は決して珍しい病気ではないのです。

 珍しい病気ではない、ということを伝えたかったのか、【うつ病はココロの風邪のようなもの】と言う書き込みを見たことがあります。精神科医が、「誰でもなる可能性のある病気だから、受診をためらわずに来てほしい」と言う書き込みでした。

 私はもう7年間うつ病を患っています。ずっと内服加療を継続していますが、今も改善の兆しはありません。それどころか、仕事もままならず、借金までしている状況です。

 この記事を読まれている方の中にも、うつ病を患っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 その方々も、上記の医師の書き込みに対して、きっと私と同じ思いになったんじゃないかと思います。

 【うつ病は風邪なんて、そんなに甘いのもじゃない!!!】

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うつ病とは

 ではうつ病とはどのような病気なのでしょうか。

 うつ病において重要なのは、いわゆる【心の病気】ではなく【脳から発せられるホルモンのバランスの乱れによる病気】ということです。

 前頭葉の機能低下やドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の不調和によっておこるのです。

 従って、この乱れた神経伝達物質のバランスを整えることが治療として有効になるため、バランスを調整するため、多すぎるホルモンを抑え、減少しているホルモンを補うための内服が必要になるのです。貯蔵鉄が減少することでドーパミンやセロトニンが減少してしまうこともあるそうで、私は貧血ではありませんが、鉄剤を内服していたこともあります。

 鉄には赤血球内に含まれ、ヘモグロビンが指数となる鉄で、いわゆる【貧血】の原因になるものと、赤血球以外に含まれる貯蔵鉄と呼ばれるフェリチンが指標となる鉄があるそうなのです。このフェリチンがドーパミンやセロトニンの原料となるため、貯蔵鉄が欠乏することで、脳のホルモンバランスが乱れ、うつ症状が悪化してしまうんですね。

 【うつ病には休養が大切】と言われるのは、疲弊した脳に刺激を与えることを避けることで、脳の回復を助けるためです。

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うつ病の原因

 うつ病の明らかな発症理由は明確ではありません。

 原因がはっきりしている場合もありますし、性格要因が影響する場合もあるからです。

 原因としてイメージしやすいのはやはり大きなストレスですが、悪いできごとだけでなく、結婚や昇進などのいいできごとも生活に変化を起こすという点ではうつ病の原因になり得ます。

 性格要因としては生真面目、完璧主義、自分に厳しい、凝り性、気を遣うなどがあげられます。

 これらが複雑に絡み合って、うつ病を発症します。

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うつ病の症状

 うつ病では心身に症状が現れます。

 精神症状としては

・無関心になる

・意欲がなくなる

・気分が落ち込む

・焦りや苛立ちや不安で落ち着かなくなる

・喜びや悲しみの感情が欠乏する

・飲酒量が増える

などがあげられ、一方、

身体症状として

・睡眠障害(不眠や過眠)

・食欲の低下

・性欲の減退

・動悸

・頭痛や肩こり

・めまい

などがあげられます。

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実体験としてのうつ病

私の場合はうつ病発症の原因は明確でした。

 もともと大学病院で10年間看護師として働いていたのですが、そこでモンスターペイシェントに出会い、個室で5時間も不当なクレームを受けたのでした。

 はじめは治療に対しての不平不満だったものが、時間がたつにつれ私個人への攻撃になりました。

 「お前は医者に媚びているだけのただの無能な馬鹿な女だ」

 「俺はお前に復讐するためにリハビリを頑張ってきた」

 「お前の看護が間違っていたせいで俺に迷惑をかけたことを詫びろ」

 等のことを言われました。

 モンスターペイシェントでもともとのクレームが不当であるため、こちらがいかに適切な看護をその都度提供していたかを説明しても当然理解は得られませんし、不幸にも看護師長が同席しており、師長が患者のクレーㇺに対して謝罪一辺倒で、患者とともに私のことを否定してきたので、彼はさらに饒舌になってクレームは止まりませんでした。クレームが終わったのは、彼が満足や納得をしたためではなく、夕食の時間になったためです。

 私自身の人間性を根底から強く否定されたこと、10年間看護師として働いてきた中で培ってきた看護師としてのプライドをズタズタにされたことから、その日は当然、もう仕事などとても手につかず、号泣しながら帰りました。

 翌日から異変が生じはじめ、出勤時に強い動悸がするようになりました。徐々に食事も睡眠もとれなくなりました。仕事にも支障が出始めました。集中できず、どんなに一生懸命に何度もカルテを読んでも、書いてあることが頭に入ってこず、全く理解できないのです。そして、ナースコールや心電図モニターの音や光にも過敏になり、落ち着かなくなりました。ついには、強い動悸と抑うつで出勤することが精一杯になってしまったのです。

 唯一幸いだったのは、私が看護師で、精神科の看護師にすぐに相談できたことです。全てをありのままに話すと、彼女は【すでにうつ症状を発症している】と、早急な受診をすすめてくれました。

 看護師の私にとっても【精神科】の受診は敷居が高く、【精神科を受診している人は変な人に思われるのではないか】とも思いましたが、とにかく毎日がつらく、悩んでいる余裕はありませんでしたのですすめられるままに受診し、うつ病の診断を受け、翌日から休職するように、との診断書が出されました。

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うつ病を抱えての退職

 傷病手当を受け取れるなどの事情から、うつ病になってもすぐには退職せず、しばらくは休職したほうがいいとよく言われます。私も「3か月我慢してみて退職するかどうか考えてみるように」と主治医に薦められました。

 私は「あの患者にまた会ってしまうのではないか」と、すでに病院に行くこと自体が怖くなっており、主治医からの診断書さえ郵送で送っていた状況なので、復職などとても考えられず、3か月目の休職の診断書は書いてもらわずに退職しました。

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うつ病を抱えての転職

 「看護師はいつも人手不足だから探せば求人はいくらでもある」と考えていましたし、実際に看護師専用の転職サイトは乱立しています。サイトに頼らずとも、病院のホームページを見れば必ずと言っていいほど【採用情報】が載っています。「転職は簡単にできる」、と思っていたのです。

 最初はうつ病を隠して、自分で民間病院に転職しました。しかし、仕事をする中で分からないことやできないことがあると「大学病院にいたくせに、こんなこともできないのか(知らないのか)」と揶揄されることが度々ありました。

 そのような発言をした看護師に悪意はなかったのかもしれませんが、「自分を否定される」「自分の看護を否定される」ショックを強く思い出し、徐々に仕事をすることが怖くなりました。眠剤を内服していても寝られなくなり、出勤時には強い動悸と吐き気がするようになりました。そして内服加療はもちろん継続していましたが、うつ病が悪化し、退職することになりました。

 やはり、うつ病を患って職場復帰するには周囲の理解と協力が必要不可欠です。そこで、私もうつ病を告白して転職することにしました。ですが、自分からうつ病を告げるのには勇気が必要でした。

 そこで、転職サイトを活用することにしました。幸いにもある転職サイトのトップページに「うつ病を抱えながら転職できました」という転職体験談のレビューが載っているものがありました。私は藁にもすがる想いでそのサイトに登録し、うつ病を患っていることを告げたうえで転職活動を開始しました。

 ところが、エージェントからの返答は意外なものでした。

 「うつ病のある人の雇用はどこも敬遠するんですよね」

 事実、1か月ほどそのサイトで転職活動を行いましたが、面接に臨めたところは病院および介護施設のすべてを含めても1か所もありませんでした。

 結局、私はうつ病を隠して転職することにしました。

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転職の結果

 転職自体は簡単にできても働き続けることができないんです。新しい環境で働くことで緊張とストレスを感じ、1か月程度、早ければ数週間でうつ症状は悪化しました。毎日強い抑うつと吐き気を抱え、それでも途中で何度も吐きながら必死に出勤して働きましたが、3か月もすると再び休職状態になり、半年で退職してしまうことが続きました。

 また、うつ病を隠して転職しても職場にバレてしまったこともありました。やはり強い吐き気が続いて仕事にならなくなり、上司から受診状況と治療状況を問われ、お薬手帳の提出を求められることになったのです。お薬手帳の提出を求められては、抗うつ剤を内服していることは隠せません。私は「検査をしても消化器に異常がないので、ストレスが原因と考えられて一時的に安定剤が処方された」と説明しましたが、「安定剤を内服して仕事をして、ボーっとしてミスをされては患者さんにとって危険だから困る」と即日クビを言い渡されました。

 こうして、転職してもすぐに退職することを繰り返すうちに、さすがに人手不足の看護業界でも転職回数の多さに理由を問われることが多くなりました。そして、転職自体も難しくなってきたのです。

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うつ病を抱える人の経済状況

 インターネットで検索すると、うつ病を患っている人が借金を抱えているケースは珍しくないことが簡単にわかります。

 やはり借金の原因は「仕事ができない」ことが大きな原因で、たとえ復職できても以前ほどの規模の職場で以前ほどのパフォーマンスを発揮して働くことは困難です。ですが、豪遊など一切しなくても、生きていくだけでお金はかかるのです。保険金・年金など各種税金類の支払いに加えて、受診料ももちろん必要です。人によっては、住宅ローンを抱えていることもあるでしょう。

 そして、できた借金を返すために新たに借り入れをして、雪だるま式に借金が膨らんでしまうのです。

 私は34歳でうつ病を発症しました。もう7年目になり、まともに働けない期間が続いているので、大学病院時代の退職金も貯金ももちろんもうなく、借金は500万にまで膨れ上がりました。幸か不幸か、独身だったので、現在は自宅で生活しており、家賃などの負担はなくなりましたが、両親にはもちろん借金を抱えていることは伝えていません。借金を500万も抱えており、うつ病の改善の兆しも全くないことから、もちろん結婚なども考えられません。現在は看護師を辞め、派遣社員として人とのかかわりの少ない倉庫での軽作業をしています。毎日働いていますが、なかなか返済のめどは立ちません。

 うつ病になると利用できる社会資源や受給できるお金もあります。

 私はうつ病6年目にして初めて自立支援制度と言うものを知って、現在活用していますが、受診料を三分の一程度まで抑えられるようになりました。もっと早く利用するべきだったと思います。

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うつ病の人の借金への対応方法

 うつ病で借金があっても、債務整理は可能です。債務整理には任意整理・自己破産・個人再生の3つの方法があります。いずれを実施した場合も、自分が話さなければ、友人や職場などの第三者に知られることはありません。

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任意整理とは

 任意整理は、借金を原則として36回、最大で60回に分割して返済するものです。60回に分割して支払いをおこなうため、1回の返済額は抑えられるものの、数年間継続的に毎月返済を続けなければなりません。そのため、任意整理を選択して返済を始めても、うつ病の悪化で働けなくなれば任意整理を続けられなくなる可能性もあり、これまでの返済が無駄になることもあります。最も支払金額が大きく、支払い期間も長い選択肢です。また、任意整理を行うと、5年間はクレジットカードは作れません。ですが、この手続きには裁判所が関与しないため、完全に一人で返済をすることができます。つまり、家族にさえ借金を抱えていることを知られなくて済むのです。

 私の両親は父ががんの治療中と言うこともあり、母は65歳を超えた今も必死で働いています。ですから、両親を心配させたくない一心で、私は任意整理を選択しています。月の支払いは11万2千円です。私にとってはかなり厳しい金額ですが、両親を心配させないため、そして何より両親に借金がある事実を隠すために毎月必死で返済しています。

 それでも私が任意整理を選択したのは、個人再生と自己破産の場合はどちらも裁判所が介入し、自分自身のみではなく、家族の収支の状況を調べられるためです。必然的に家族には借金があることが知られることになります。

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個人再生とは

 個人再生は、裁判所の許可をもらい、借金を法律上定められた金額に減額したうえで、原則として36回に分けて3年間で完済する手続きです。ですから、3年間は確実に安定収入を得られ、支払いを継続できることが必須になります。

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自己破産とは

 自己破産は、診断書を提出して裁判所の許可をもらい、借金を免責してもらう(なくす)という手続きです。ただし、自己破産をするためには、一時的ではなく長期的に支払いが不可能であることが絶対条件となります。つまり、今一時的にお金がなくても、お金を作れるのであればお金を作って返済する必要があります。そのお金を作る方法が、所有している自動車や自宅を売却するという方法です。

 私が相談した弁護士もそうでしたし、インターネットで検索してみても同様ですが、弁護士はうつ病の患者には自己破産を薦めるケースが多いようです。【借金を無くして、家族に養ってもらうか、生活保護を受けたほうが、精神的にゆとりをもって生きることができる。治療に専念できる。】と言う理由からです。

 それだけ、うつ病患者にとって、何年も安定した収入を得て借金返済を継続することは困難だと考えられます。

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まとめ

 今回はうつ病とうつ病患者の経済事情についてお話しました。

 様々な要因が絡まりあって、現在では多くの人に発症の恐れがあるうつ病。

 うつ病の発症を自分で予防することは困難です。

 そして、うつ病患者が借金を抱えるのは、私のように病気を発症したことで収入が途絶えることによる場合と、もともと抱えていた借金をうつ病の発症によって支払えなくなる両方の場合がありますが、うつ病患者は仕事を継続することが困難になることから借金を抱えてしまう可能性が高いと言えます。

 社会資源での収入は仕事をしているときの収入と比べたら微々たるものですが、私はそれらについての知識もなく、詳しく調べる気力もなく、6年間一切うつ病に対する支援を受けずにきました。7年目になって、やっと自立支援制度を知って利用を始めました。

 うつ病を発症してしまった、と言う方にはぜひ利用できる社会資源を活用して、借金を抱えずに済む生活を維持していただけることを願っております。

 そして、今現在、もうすでに借金を抱えているうつ病患者の方には、債務整理のするのか、するならばどれが自分にとって一番ベストなのかを慎重に考えて、後悔のない選択をしていただきたいと願っております。

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